行政書士試験2

一昨日令和2年度行政書士試験が実施されました。各予備校の解答速報では当初、問44記述問題で解答に含めるべき無効確認訴訟の被告が「A県」か「土地区画整理組合」で割れ、のちに後者で落ち着いたようです。この問を解答する時に時間的余裕があれば、正答を導く可能性は高いと思いますが、3時間という試験時間はかなりタイトです。解くべき問題と見切りをつける難問の時間配分を考えていないと、この問にたどりついた時には焦りが先行して正確な解答を導くことが難しかったことでしょう。またこの問題に関しては過去問題をやっていた人ほど、反射的に「A県が被告」と書いてしまったような気がします。

知識だけでなく一事案毎にしっかり事実とその背景、目的をとらえて、最適な結果を出すためにタイムスケジュールをチェックして丁寧に実行していくマネジメント力も試されているのだと感じた次第です。