SDGsと外国人労働環境

 サラリーマンであった頃、取引先企業と契約締結時に取引の内容とは別に「児童労働防止」「人権保護」「環境汚染防止」等々に取組んでいる誓約を交わすことがありました。特に欧米企業はサプライチェーンに対する労働環境、地球環境の改善意識は高く、誓約の内容は非常に具体的かつ詳細なものでした。

 さて、そうした考え方や広く耳にするようになったSDGs、行政書士業務のひとつ「外国人在留許可・就労ビザ」申請にも関係していると思います。行政書士にとって依頼人の希望通りに就労資格を得ることはとても重要です。ただその前に正しい事実に基づき許可審査できるよう事前のチェック、書類整備に努めることはもっと重要です。それが結果として外国人の順法や適性な労働環境作り、また就労先企業やそのサプライチェーンを含めた持続的な発展の一助になる、そのような思いです。